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一般カリキュラム、物語作文 事例

この物語作文は、一般カリキュラムで学習する小学校5年生のお子さんが書いたものです。



タイトル 「秋の不思議な物語」

 ある、豊後国の小さな村の広場の真ん中にふしぎな木があった。のちに、秋の不思議と呼ばれる物語の中心となる木だ。
 昔むかし、この村には、太平と呼ばれるお坊さんがいた。
貧しいこの村は、毎年、凶作に悩まされていた。
さて、太平というお坊さんは、実は凄いお方なのだ。それこそ、親鸞さまの仏教のようには広まらなかったが、この人の仏教はとてもすぐれていた。それは、皆が喧嘩をせず、独立して平等でいればいつか幸せになれるという。自立するには、「律自皆横平」と唱えればよいという。これを村の人は守り、毎朝六時に起き、十分間お経をとなえていた。
 ある秋の朝、村人がお経を唱え終えて、それぞれ仕事に行こうとするとき、一人が、広場の木に、金の実がなっているのに気がついた。それは美しく、朝日に照らされ光っていた。村人がそれを食べると、とてもおいしかった。
「なんとこれはうまい」
「こんなものは食べたことがないぞ」
村人たちはそう言って、たくさん食べた。すると、村人たちは、この木の実を食べてばかりいて、全く仕事をしなくなった。
 やがて秋が終わり、また冬が来た。だが、実はみのらなかった。そのため、村はききんに悩まされた。
そこで太平さんは、広場に村人を集め、なぜ、実がみのらないかを問うた。でも、だれも答えることができなかった。それを見た太平さんは、皆が仕事をしなくなったからとつげた。そして、やっと村人は、自分たちのしていたことに気がついた。それからは、村人はせっせと働くようになった。
 次の秋になっても、そのまた次の秋にも、金の実はみのらなかった。でも、村人たちは、一生懸命働いた。村人は、働くことの大切さを知った。
 この話は、先祖から子孫へ語りつがれ、今でも、村人たちの中で行き続けている。秋の不思議な物語として。



<講評>
 この物語でとても良い点は、物語の「きまりごと」である、主人公、つまり村人たちの成長が描かれていることです。
 また、村人たちを成長に導いた、太平という偉い坊さんの登場も、物語に必要なもので、村人たちが太平と出会ったことで、自分たちの過ちを悟り、また、それにより、働くことの大切さを知ることができた、という構成になっています。
 でも、村人たちが一生懸命働いても、金の実は再びみのることはありませんでした。
そのことで、単に金の実がみのるという、自分たちが得をするのために働くのではなく、人は仕事をして社会(ここでは村)に役立たなければいけない、という作者から読者へのメッセージがきちんと表現されている点が、この物語の特に優れた点と言えます。

 実は、この物語を書いたお子さんは、国語が苦手でワーズクラブへ入会してきました。
実際、最初は、読解も得意とは言えず、また、書く文章も上手とは言えないレベルのものでした。
でも、ノゾミワーズの学習を真面目に続けていくなかで、次第に文章を読んで理解し、書く力をぐんぐん身につけ、入会してから1年後には、「国語が得意」 と自分から言えるまでになりました。
 

 

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